JOUSAIグループ未来への取り組み

JOUSAIグループ未来への取り組み

城西物流倉庫(株)金沢営業所 副所長 松崎 則人 氏

 城西グループは昭和39年10月に操川由一現会長が創業、グループ会社は6社、全国の営業事業所は50事業所、社員数は640名、年商120億円で推移しています。保有車両はトラック、クレーンで750台、キャタピラ付きのクローラークレーンは東京丸の内の再開発現場など建設ラッシュの都内でもよく見かけるクレーンです。
 650tのオルタークレーンは機械を2台設置しなくても1台ですべてをカバーでき、需要が引っ張りだこです。日野さんの車両ハイパーデッキは自走式で国内最大級で40mの高所まで作業ができます。
 企業が存続していくうえで絶対に必要なのはお客様に安全を提供することだと思います。毎朝の点呼、「気をつけて行くんだよ」といった声かけ、健康状態のチェックを徹底しています。いわば心のメンテナンスです。
 事故の関係では受け事故が9回、加害事故が1回です。軽度の接触程度で事故再発防止会議の啓蒙が功を奏している格好です。ドライブレコーダーは会長や社長の車を含め全車両に備えており、万一事故が起こっても早く解決できます。
 私は毎朝、構内で掃除をして回るんですが社内では声かけ、あいさつ運動を徹底していまして上から下へ声をかけることが多いです。「あなた達を見ているんだよ」「守っているんだよ」という気持ちが双方の意思疎通を深めます。
 東日本大震災から6年半を迎えようとしていますが陸前高田などの復興事業や熊本震災のJR線復旧などでも手前どものトレーラーとかクレーンがお役に立っていると思います。 
 物流倉庫では貸倉庫もあり、大型の20t、10tの天井クレーンやフォークリフトもたくさんございます。
 お客様の作ったものがすぐ出ていけない場合には倉庫とか敷地も提供できますよと、お客様のメリットを考えた提案営業が当社のスタイルです。
 車両に関してはもっと変わったタイプのものを導入するスペシャリスト集団を目指しており、コメットトレーラーは39tまで積載でき、15t車でも入れるところはどこまでも入ります。これからも狭いところでも入れる舵切りトレーラーや関東で活躍するマルチトレーラーなど順次導入します。常に挑戦し、結果を恐れずに挑み、何らかの体験をすることが大切だと思います。技術の伝承と若手の育成に力を注いで全国のお客様のご要望に応えていく事が私どもの使命だと考えています。