CLP(クラブ・リーダーシップ・プラン)について

CLP(クラブ・リーダーシップ・プラン)について

加賀味噌食品工業協業組合理事長 松本 耕作氏(金沢RC会員)

 私ども金沢ロータリークラブではCLPを3年前から試行していますが、具体的な実施は来年度からになります。多少、細則も変えて、委員会の統合ということも考えました。自分たちの持っているエネルギーを集中投下することでロータリーの活動を楽しく活発にできないかというのが基本的部分です。
CLPの目的は、効果的なクラブ管理の枠組により、クラブレベルのロータリーを強化しようということにあります。要素は1.会員の基盤を維持拡大すること2.地域社会のニーズにあったプロジェクトを実施、成功させる3.ロータリー財団の支援④クラブの枠を超えてロータリーの指導者を育成する-ということです。
4大奉仕が来年くらいは新世代の部分も入れ5大奉仕になろうかと思います。プランを実行するために手続きをきっちり説明し、皆さんが同じ方向を向いてやるという確認をとる必要があります。
またクラブの常任委員会の設置のほか、ルールになる推奨ロータリークラブ細則はクラブのほうでそれなりに解釈して組織に合ったように作ることは問題ありません。まずは自分たちの実態に合わせて作っていくことです。
具体的な実施にあたっては資料で9つほど上げました。長期計画の立案に関しては、ぎちぎちの会社の長期プランのようなものではなく、例えば会員数をここらからここらへんの間に維持しますよ、というのも長期目標になると思います。1つの奉仕の分野ごとに必ず1つ以上のプロジェクトは実施いたしますよ、という目標設定をしても私は問題ないと思います。
要するに今のクラブの実態を掌握したうえで、ちょっと目標を上にもって頑張るぞという形で、皆さんの合意が取れることがあればそれでいいんじゃないかと思っています。
新しい常任委員会の構成は、クラブ理事会の下にクラブ管理運営、クラブ広報、会員増強・退会防止、奉仕プロジェクト、ロータリー財団(日本は「米山」と一緒に作る)を設置しますが、堅苦しいことを考えないで自分たちがやりやすいように作って、5つの職務分掌がちゃんと委員会の中に入っていればCLPというものは十分成り立つと思います。
導入・実施については前年の12月までに組織と委員会構成、組織に合わせたクラブ細則の変更、クラブの長期計画についてクラブ全体の合意を得ておく必要があると思われます。私たちは、このCLPの趣旨を具体的に継承しながら少し細則をいじらせていただきますが、多分何年かいたしましたら標準的な細則に少しずつ移行していく形になるんじゃないかと思っています。