駅弁事情

駅弁事情

(株)ジェイアールサービスネット金沢 代表取締役社長
中村 裕 氏(金沢西RC会員)

 私どもの会社はJR西日本グループとして、駅の改札の中での物販の管理運営をしています。平成26年末にセブンイレブンジャパンと業務提携を致しまして、順次セブンイレブンに変更しています。それで、皆様のお手元に弊社で特別に作りましたnanacoカードを用意しましたので、ご利用ください。
 さて、今日は昔から販売しています駅弁に焦点を当ててお話したいと思います。
 まず金沢駅でのお弁当の販売状況ですが、西口に「駅弁どころ金沢」があり隣にはおにぎりやさんがあります。また東口の観光情報センターの前の「おみやげどころ金沢」の裏手に駅弁コーナーがあります。現在工事中でセブンイレブンとして7月にオープン予定のところでもお弁当の販売がありますし、改札の中のセブンイレブンでもお弁当を販売しています。金沢百番街の中では、みどりの窓口から入ったところがお弁当の販売コーナーとなっています。また西口のくつろぎ館の2Fのスーパーでもお弁当を扱っております。このようにいろいろなところでお弁当が売られています。
 では、駅弁とは何かと言えば、ウィキペディアによれば【鉄道駅や列車内で販売されている鉄道旅客向けの弁当のこと】で、始まりは明治18年7月16日に宇都宮駅でおにぎりとして売られたものだそうです。今のような四角いお弁当は明治23年に姫路で売られたものが最初だといわれています。
 弁当の売り方は、昔はお茶と弁当を窓越しに販売していましたが、今では電車となって窓が開かない車両がほとんどで、また駅に止まっている時間が短いので、売店や車内販売となりました。在来線は車内販売も最近は無くなり、駅の売店で購入するようになっています。新幹線は車内販売もあります。
 駅で売っていれば駅弁だという広い解釈もありますが、狭く考えると社団法人日本鉄道構内営業中央会に加盟している全国97の会社が作り駅構内で販売しているもので米飯の入っているものを駅弁と言います。この駅弁には「駅弁マーク」なるものがついておりまして、安心して購入いただけるようになっています。「駅弁どころ金沢」「おみやげどころ金沢」では、このマークのついたものだけを扱っております。交通新聞社の大型時刻表には駅弁マークのついたお弁当の名前が記載されております。
 弊社で扱っていますお弁当は、このように認定された工場で安全に作られておりますので、是非安心して御購入いただきたいと思います。