酒は百薬の長か、百悪の長か

酒は百薬の長か、百悪の長か

(株)酒の井なみ屋 代表取締役社長
井波 成英 氏

 酒は百薬の長であり 百悪の長である
 お酒の基礎をお話させていただきます。酒の特性として、代表的な嗜好品であること、文化伝統を有すること、習慣性を有すること、課税物質であることの四つが大きな特徴となっております。
 私共が最も取り組んでいることは未成年の飲酒防止です。なぜ未成年の飲酒が悪いのかというと五つ理由があるといわれています。
 一つは脳への影響、そして肝臓をはじめとした臓器への影響、ホルモンへの影響特に性ホルモン、男性の場合はインポテンツ女性は生理不順になるといわれています。それから早く飲むことによってアルコール依存症にかかりやすくなる、法律で罰せられるということです。
 未成年飲酒防止法では未成年に酒類を販売した場合だけでなく提供した場合も同罪です。親が子供に飲ませた場合50万円以下の罰金にかかる可能性があります。日ごろから未成年の飲酒には注意してください。
 飲酒運転防止のための活動にも力を入れて取り組んでおります。個人差はありますが、お酒1合あたり3時間で代謝されるといわれています。ウイスキーだとWで1杯、ワインだと2杯、焼酎だと2杯です。逆算して飲酒運転にならない様注意してください。