運転あれこれ

運転あれこれ

金沢自動車振興(株)代表取締役社長 坂本 藩應氏(金沢西RC会員)

 運転の3要素は自然な行為・行動で、1.認知(目で見る) 2.判断(脳で判断) 3.操作―の繰り返しで運転が成り立ちます。普通の人で1秒くらい、18~20歳未満の人で0.8秒くらいといわれています。事故の原因は認知ミス、判断のミスによるものが80%以上と非常に多い。運転操作、ブレーキ操作が失敗したことによる事故はわずかしかありません。
反応時間は歳をとると時間がかかり、1秒以上、人によっては2秒近くかかる場合もあります。スピードメーターにも多少の誤差があります。正で+15%、負で-10 %、針の誤差は3kmとみられていますが、いずれにしても保安基準を満たさなければ車検に合格しないことになります。65歳以上が高齢者ということで、誰が決めたのかという声も聞きますが、これは国連のWHO(世界保健機関)で定義されているものです。
いま新アンダー50作戦が展開されています。年間の交通事故死者を50人以下に抑えようというもので、石川県警は一生懸命頑張っています。現在は前年比マイナス9名(6月16日現在)ですが、安全運転の徹底に一層心がけていただきますようお願いいたします。