車 あれこれ

車 あれこれ

金沢自動車振興㈱ 代表取締役社長 坂本 藩應 氏 (金沢西RC会員)

 私ども自動車学校の業界では、社長や息子、それに近い方が集まり研究や調査、提案をする勉強会、長期ビジョンという会があります。その中で自動運転車の話がありました。安倍首相も2020年の東京オリンピックの時には高速道路上の半分以上は自動運転車が走っているだろうということをおっしゃっていました。そこで今日は自動運転車についてお話をしたいと思います。
 昔は輸送手段として馬が用いられていましたが、様々な要因によって今は自動車がその手段として用いられています。自動車は認知・判断・操作という運転行動を人がしています。自動運転車はその運転行動を機械にシフトするものであります。自動運転車自体は、軍需からの要望や、民間では人的ミスを排除し交通死亡事故の削減を目指すため、古くから各自動車メーカーによって行われています。
 2012年にYouTubeに投稿された動画によると、視覚障害者がハンドルを握ることなく自動運転車に乗って町を自由に走っていました。自動運転が実用可能なレベルに達していることを感じさせるに十分なものでありました。
 私どもの業界は少し寂しいこととなりますが、近い将来、自動運転は夢ではないと思います。