誰にも言わなかったロータリーの苦労話

誰にも言わなかったロータリーの苦労話

(医)耳順会 ひょうたん町耳鼻咽喉科医院 医師
石丸 幹夫 氏(金沢百万石RC会員)

 実はわたくしは初めは金沢北クラブに入っていまして、当時北クラブでは地区の役員をやれという話しが来たんです。
 北クラブではガバナーも出していないし子クラブも作っていないという事で、「ガバナーを出せ」とガバナー会から言われました。その時に私がちょうど会長をしていたものですから、先輩の会長さん達にお願いをしました。そうすると、皆その話が出た途端に糖尿病が出たり不整脈が出たりして皆ダメですと言われてしまい、弱ったなあと思っている時に今度は先に「分区代理でも出しなさい」と言われました。
 私も仕事が忙しいし、母親もちょっと認知症で寝たきりで大変なんですけど、分区代理なら1年間何とか頑張りましょうと出ました。それは何とか良かったのですがその後が大変でしたね。分区代理が終わるや否やガバナー・パストガバナーが自宅に来られまして「あなたがガバナーをやれ」と言われまして困ってしまって何かないかなあと考えまして、「これは新クラブを作ってそこへ逃げ込むしかないと」こういうことになったんです。
 話しをかけましたら、夜のクラブを作ろうやという事で医者が3人とだんだんと数を集めていきました。ただ新クラブを作るというのは大変なんですね。
 まず一番に引っかかったのはテリトリーですね。北クラブからの子クラブですから浅野川から北ですね。まあ何とか30人弱が集まりました。そしたら次にお金を納めなさいという事で1000ドル納めたら「これは受け取れません」と「ちゃんとロータリーレートできちっとした金額で納めて下さい」と言われ「それではお金を返して下さい。もう一度納め直しますから」と言うと「これは戻すわけにはいかない」と「また別に納めて下さい」と言われました。それで2倍も納めて何か月かあとで戻りましたけど、そんな苦労をしてやっと百万石ロータリークラブを設立しました。