補佐訪問にあたり

補佐訪問にあたり

第2610地区 石川第1分区B ガバナー補佐
西野 裕一 氏(金沢みなとRC会員)

 日本のロータリーの現状は、ロータリアンが89,500人いらっしゃる。世界では122万人で少しずつ増えていますが、日本は減っております。わが第2610地区は2,679人で1割以上減っています。65クラブだったのですが、この6月に滑川RCがなくなり、今は残念ながら64クラブです。この地区では初めての経験で、積極的に女性を入れていかないとRCの存続が難しい時代になりました。
 世界では女性会員は25万人、全会員数の21%。日本では5,300人で全体の6%、第2610地区は173人、ここも6%で、日本の縮図と言える割合になっています。かと思うと、金沢百万石RCは34%が女性会員で、世界レベルと言っても過言ではありません。金沢西RCは10%ちょっとですし、金沢RCは1人で今後確実に増えるとは思いますが、歴史のある名門クラブほど女性会員が少ない状態です。
 世界539人のガバナーの中で女性ガバナーは103人、ほぼ20%いらっしゃいます。第2610地区は女性ガバナーが出たことはありませんので、どこかで出さなければなりません。そのためにもぜひ女性会員の入会、誘いにご努力をお願いしたい。これが私の最初の話であります。
 先般、東京でガバナー、ガバナー補佐の勉強会があり、行ってきましたが、勉強しなおしてみると自分が知っていることと随分違うことがいっぱいありました。例えばロータリー財団の寄付に関しても強制的にとられているものだと思っていましたが、払っていないクラブもあり、岡部ガバナーの時に初めてこの地区で寄付をしないクラブがなくなったということで表彰を受けました。
 私の年度中に財団にお金がいくら入り、どのような形で使われているかといったことを皆様にお知らせすることが私の責務だと思っています。
 私はこのロータリークラブに関して一つ思うことがあります。知らぬ間に世界に対して何かいいことをしているように思っています。善をする、積善をする言葉がありますが、良いことをする、イコール徳を積んでいるわけです。その徳が自分、あるいは家族の運命を変え、運命を左右するようになっていくと信じています。世界に徳を積んでいただきたい。
 金沢西RCは力から言って60人、70人といった会員数は難しい人数ではないと思います。ぜひ女性をたくさん入れていただいて、われわれの模範となって、どんどん引っ張って行っていただくことをお願いする次第です。