石川県男女共同参画の推進

石川県男女共同参画の推進

石川県男女共同参画課 課参事兼課長補佐
兼政 隆志 氏

平成12年に男女共同参画社会基本法が制定されました。
■「五つの基本理念」
・男女の人権の尊重
・社会における制度または慣行についての配慮
・政策等の立案及び決定への共同参画
・家庭生活における活動と他の活動の両立
・国際的協調
■ 「男女共同参画社会」とは、男女が互いに人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にも関わり合い無く、その個性と能力を充分に発揮出来る社会をつくることを言います。
石川県は平成13年に「いしかわ男女共同参画プラン」を掲げました。
・男女共同参画社会作りに向けた意識改革
・方針の立案決定過程への女性の参画の拡大
・職場、家庭、地域において、男女が共に個性と能力を発揮出来る社会の実現
・女性の実現を推進、擁護される社会の形成
・国際社会を視野に入れた男女共同参画の推進
■「石川県民の意識」
・男は仕事、女は家庭という考え方は平成17年は30.9%だったことに対し、平成27年は25.6%に減少しました。
・分野別の男女平等感は学校教育では48.4%、家庭では31.5%ですが、職場では19.4%とまだまだ男性社会です。
・ワークライフバランスは家事、育児、介護に掛ける時間は共働き世帯では女性が208分で男性が20分です。
・育児休業は男性は全国平均の2.3%に対して石川県は1.1%です。
・女性の就業率は51.8%で全国第2位で、石川県の子育て環境が充実していることがわかります。
・県内の管理職に占める女性の割合は全国平均16.4%を下回り14.7%です。
 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」が平成27年に成立しました。そして企業の意識改革に「いしかわ男女共同参画推進宣言企業」認定制度を設け多くの企業が参画しております。
■石川県では女性社員の意識改革の研修を行っています。
・管理職の養成研修(上級)主に40歳代
・キャリアデザイン研修(中級)主に30歳代
・ビジネス能力研修(初級)主に20歳代