生保の現状

生保の現状

住友生命保険相互会社 金沢支社長 髙梨 敏明 氏(金沢西RC会員)

 髙梨氏は生保の現状について、昨年1年間に金沢支社管内で支払ったのは84億円で、1カ月当たり7億円、このうち死亡保険金は2億円。支払い件数だけみると83%が入院とか手術の給付金など生存の保険の割合が多いのが特徴としたうえで、ほとんどが女性である営業職員との接し方について話されました。
 モチベーションを上げるのに、例えば疲れて帰社した70歳代のベテラン女性職員の肩をもんであげただけで大口契約を取ってきたケースや全員に公平を保つことも大事だとし、第六感の鋭さを持ち合わせており、いつも褒めることを探し、考えていたということです。
 内緒話だと言っても翌朝にはばれてしまう。理論で勝つのではなく、聞き役に回る。100回の理屈より1回の食事ということで、相手が女性だけに1対1の食事ではなく、1対複数の食事をとる気配りも。それが1番のコミュニケーションになり、仕事をうまく進めるコツかなと思いますなどと、保険業30年の実績と体験から笑いも交えた楽しく、かつ説得力のある卓話となりました。