派遣交換学生 オーストラリアより帰国報告

派遣交換学生 オーストラリアより帰国報告

谷口 潤君

 昨年1年間オーストラリアに留学させて頂きました。オーストラリアはイギリスの植民地であったことから、イギリスのスペルが残っていたり、たくさんのスラングがあったりして興味深いものでした。
 人口では圧倒的に日本が多いのに対して、国土の広さはオーストラリアが圧倒的に広いです。非常に日本の人口密度が濃いことがわかります。物価は、日本の倍くらい高いです。
 サファリというバスでオーストラリアを3週間かけて一周する旅行に参加しました。オーストラリアではバーベキューを焼くのは男の人の一番大切な仕事とも言われています。ホストファーザーからは絶対にできるようになって帰れよ、と言われたので何度も練習しました。
 夏にはプールに入るのですが、昼間に入ると暑いので、夜に入ります。紫外線が日本の6倍だそうです。羊の毛刈りを見ることができたり、仔牛にミルクをやっているところを見られたりしたのも貴重な経験でした。乗馬もさせて頂きました。
 きれいな海もあり、ダイビングができます。砂漠ではラクダにも乗りました。その後に、ラクダバーガーを食べることになりました。エアーズロックにも行ってきました。
 僕はギターが特技です。最初は英語が上手でなかったのですが、ギターのお陰でコミュニケーションが取れたので、留学する方には何か特技を身に付けておくといいと思います。
 通っている星稜高校は全校2千人いるのですが、留学した学校は何百人という規模でしたので、みんな僕のことを知っている状況で、町中のどこでも気にかけてくれて楽しく過ごすことができました。
 ロータリーは毎週水曜日が例会でした。奇数ルなミーティングと呼ばれている例会で、工場や企業に見学に行ったりしていました。僕も何度か例会でスピーチをさせて頂きました。派遣先のブレイニーRCは50人ほどで、3分の1が女性でした。
 実は、最初留学には行きたくありませんでした。でも経験者の人達が写真などを見せてくれたり、経験を聞かせてくれたりして、行く気になりました。イメージだけでオーストラリアは危険なところだとか、田舎だとか思っていました。しかし、行ってみて、経験することによってイメージが変わりました。
 留学を通して人間的にも成長でき、自立することができたと思っています。こういう経験ができたのも、金沢西RCとブレイニーRCのお陰だと思い、本当に感謝しています。ありがとうございました。