歩育のすすめ~石川県における歩育推進事業

歩育のすすめ~石川県における歩育推進事業

NPO法人石川県ウォーキング協会 副会長 谷内 迪子 氏

 最近は、保育園の送迎も親が車で送っていくことが多くなり、歩かない社会になってきました。
 家でゲームをして外で遊ぶことも少なくなりました。危ないという理由から外で遊ばせないようになり、過保護な育児も影響しています。
 このように子どもの外遊び、外歩き、群れ遊びが減少してきていることを背景として、石川県でも歩育推進ネットワークいしかわ実行委員会を立ち上げてきました。
 調査研究事業として、歩行と発育の実態調査を行っています。1日の歩行数、いろいろな運動力の測定、生活アンケートなどを、各分野の大学の先生などにお願いし、分析を行いました。
 石川の園児の1日当たりの平均歩行数は、約6,000歩で、東京の9,700歩に比較して随分少ないのです。歩育の推進では、石川オリジナルの創作リズムダンス「てくてくワンダフォー」をDVDとして制作し、県内すべての園へ配布し、啓発を行っています。
 他にも、「歩育楽校」というイベント開催、啓発セミナー、調査書のとりまとめなどを行ってきました。
 今年は、北陸新幹線開通に合わせて、加賀百万石ツーデーウオークというイベントを企画しています。石川県からも協賛を頂きました。6月6日、7日となっておりますので、是非ご参加頂きたいと思います。