我がロータリー人生

我がロータリー人生

白山ゴルフ(株)代表取締役社長
田川 一明 氏(金沢西RC会員)

 金沢でロータリークラブが発足した当時は、現在のように体制や仕組みが整っておらず、何もかも手探りで運営をしておりました。金沢では、戦前の1945年に金沢ロータリークラブが立ち上りました。戦中のあおりを受け一時活動を停止した時期もありましたが、地域ガバナンスを強化するという地元の方の思いから1951年に見事復活をとげることが出来ました。
 我がクラブの活動は、1964年(昭和39年)から始まります。創立会員34名で出発したと聞いております。私が入会したのがその直後の1970年でした。入会後にスピーカーとしての役割を頂いたことは今も鮮明に覚えております。右も左もわからない当初は先輩に教えてもらいながら、一日でもはやくクラブの役に立とうと必死でした。その矢先、当時中心メンバーであった吉田茂平さんがガバナーに就任されました。しかし、彼の独断で支持者6名が承認なしにエレクトに推薦されたことがあり、推薦を公平に行うために、現在のガバナー事務局にエレクト推薦機能を持たせるようになりました。
 今は一般的なガバナーによる地区大会も当時は開催することもままなりませんでした。引き受けてくれる自治体がなかったからです。当時七尾のクラブが引き受けてくれましたが、前例がない中で地区大会を開催することは本当に大変でした。
 25周年のときに行った海外視察では、サンタアナRCと友好クラブ締結をしました。能登半島と気候条件が似ているカリフォルニアのオリンピック半島と姉妹半島提携も結びました。
 自分たちの創意工夫で前例のないところから体制や仕組みを整えてまいりました。これからもクラブを盛り上げていくためにこの歴史を振り返りいろいろなことに挑戦していただければと思います。