我がクラブ選出のガバナー

我がクラブ選出のガバナー

(株)ザ・ハンドレットゴルフ 取締役社長 田川 一明 氏(金沢西RC会員)

我がクラブから過去2人のガバナーを選出しています。一人目は吉田茂平さん。40年前で、我がクラブの初代会長です。二人目は二代会長の田中嘉太郎さん。30年前なんです。
この時代は日本の一番良かったときで、うちのクラブもガバナーを2人出し、新クラブ2つのスポンサーをし、4県時代の過去最大の地区大会をやっているんです。この時代に1回だけ失点がある。今後、それを教訓にしてほしいと思って話をします。
ガバナー月信に重要なことが書いてありました。ガバナー選出について、自薦はだめだということ。クラブで、理事会でなく例会で採択し、決議文にして事務局に推薦してほしいとあります。また、月信の写真にあるように、ガバナー事務局のスタッフは10人余り必要です。さらに、決算書を見ると、クラブで600万~700万円負担の決心も必要のようです。
ところが、田中さんのときはクラブの例会にも理事会にもまったく諮っていなかった。「ガバナー事務局を早くつくってくれ」と言われるが、地区幹事の対象となるパスト会長に頼んでも、クラブで「分かった」と言っていないから誰もOKと言ってくれん。もうガバナー・エレクトになっているのに、下手をすると前代未聞の途中辞退をしなければならないと思っていました。
そこで、対象外だがクラブ幹事経験者に頼んで回った。当時、森岡弘さんが会長、私が幹事で、その前の幹事の山下幸男さんに2人で「あんたしかおらんくなった」と頼み地区幹事を引き受けてもらった。
スタッフはどうするという話になり「田川君、当然、君するやろな。就任時はパスト幹事やから」と言われ、絶対いややったが引き受けた。月信を毎月出さなければならないので、前田典千代さんにお願いした。当時、クラブ週報を毎週やっておられたが「状況を見ればしゃあねえわな」と月信担当の副幹事を引き受けてくれたのです。今は10人余いるスタッフはたった3人。「大恥かくより、小恥かいてでもやるまいか」との気持ちで出発できたんです。
金沢西クラブはガバナーを2人出したといっても、もう30年も40年も前の話。そろそろ声がかからんともいえない。また、地区大会はガバナーについたもの。最近は、ガバナー側から頼まれて別のクラブが地区大会を引き受けていますが、私は、少なくとも地区大会を頼まれる可能性が非常にあると思っています。そういう依頼が来なければ、よっぽどこのクラブは”めと”にされていると思う(笑)。そとときは、受けんなんぞいね。