外国語に思う

外国語に思う

(有)イーエルエル代表取締役 丸井 洋氏(金沢西RC会員)

 国際化の時代なので外国語の習得は必要です。私は大学時代、第2外国語はドイツ語、第3はロシア語でした。社会人になってフランス語をやり、現在は韓国語と中国語を少しかじっています。
TOEIC(トーイック)、TOEFL(トーフル)をご存知と思いますが、アメリカの教育サービス機関が実施している英語の試験です。
日本人の英語力はどうなのか。2009年のTOEFLのデータでは、アジアで1位がシンガポールで、100点満点に近い点数です。2位がインドで90点、3番目はマレーシア、パキスタン、フィリピン。韓国は81点で6位、中国は76点で10位、日本は67点で最下位のタジキスタンと同じです。北朝鮮は75点で、日本より上というのはひどい。
日本では英語が重要だということで、小学校5、6年生を対象に年間35時間やることになりました。1週間に1回で本当に英語力がつくのか心配です。5、6年生からやること自体間違っている。6歳前後から学習を始め、ずっと続けて200時間以上やってネイティブレベルです。韓国は3、4年生で年間34時間、5、6年生は年間68時間、日本の2倍やっている。
英語以外の言葉をやったほうがいいのは間違いない。就職難といっているが、外国語のできない日本人は使いものにならない。関空の土産物店の店員はほとんどが中国人の留学生です。中国から来る多くの旅行客に対応しています。日本人は中国語ができないからだんだん就職口、働き口が減っている。ぜひお孫さん等に言葉を覚えさせていただきたい。