国際交流の活性化をめざして

国際交流の活性化をめざして

金沢市都市政策局国際交流課 主事 大谷 優香 氏
ディアロ・スピアーズ 氏

 金沢市は国の内外から人・物・情報の集積、交流を図る事により持続的発展を続ける交流拠点都市金沢の実現を目指しています。この目標の達成のためには国際交流の活性化が欠かせないことから金沢市は国際交流戦略プランを作成しています。国際交流会は姉妹都市との交流に力を入れています。
〈姉妹都市の要件〉
・お互いの市長が約束した文章があること。
・交流分野が徳手の物に限られていること。
・市議会で承認を得ていること。
 金沢市の姉妹都市はロシアのイルクーツク市、ベルギーのゲント市、フランスのナンシー市、アメリカのバッファロー市、ブラジルのポルトアレグレ市、中国の蘇州市、韓国の全州市の7つの姉妹都市提携をしています。金沢市の7都市というのは政令指定都市並みで、同規模の自治体と比べると非常に多い数字となっています。提携からゲント市45周年、蘇州市35周年、大連市10周年となっています。
〈姉妹都市交流で期待されていること〉
 戦争を反省した平和のための市民同士の交流として始まりました。お互いが違いを理解し、仲良くなることで世界平和に役立たせて行こうとするものです。また行政課題についての情報提供や人の交流を通じて解決に向けて支援すること、市民団体の相互の交流の要望に応じて交流のきっかけを提供することがあげられます。
〈金沢市の外国人住民数について〉
 現在80ヶ国、4,977人の外国人住民が金沢に暮らしており、100人に1人以上が外国人で年々増加しています。
〈金沢市の国際交流政策について〉
 まず、市役所を国際化することが必要と考えております。そのために庁内では行政政策についの多言語化、庁内各所プロジェクトへの連携、国際交流員の雇用を行っています。また外国人の方が増えてきますと地域における国際化も必要となってきます。そのため庁外では、国際理解・及び交流事業の開催、教育機関などへの国際交流員の派遣、留学生の支援、多文化共生事業の支援を行っております。市民の皆さまにとってメリットのある交流の可能性を広げています。