世界でただ一人ワンマンオーケストラ

世界でただ一人ワンマンオーケストラ

NPO法人 全国元気まちづくり機構 理事長 野尻 博 氏

 ひとりで8つの楽器を操り、60才ということですが、パワーにあふれる世界のエンターテイナーのパフォーマンスを楽しみました。
手にフォークギター、エレキギター、ピアノ、シンセサイダーを奏で、足にベース、背中にドラム、口でハーモニカ、頭にアメリカのクリントンさんに絶賛されたという自ら発明したヘッドドラム、これらをたった一人で演奏するのです。
団塊の世代が若い時に燃えたグループサウンドの熱演に続き、オリジナルソング『君を幸せにしたい』を絶唱されました。
そのライブの一部をお届けいたします。音がないのが残念です。君を幸せにしたい 君を幸せにしたい大空を飛ぶ鳥に乗せて 君を幸せにしたい秋風がやさしく 運んでくれた人ごみの中きらめく出会い見知らぬ二人は 時とともに僕の瞳に 君がいた。
『語り』
私たちをはぐくんでくれた20世紀、かたちや物ばかりにとらわれ、大切な人や人の心をどっかに置き忘れてきた気がします。世界第2位の経済大国に日本がなったものの気が付けば人や人の心が、世界一貧しい国になってしまいました。
日本には素晴らしい文化がありました。向こう三軒両隣、義理人情。せめて人を愛し、人と心を復活した時。それが日本の文化であり、それこそが日本を作り上げてきたのではないのでしょうか。21世紀に入り、心の時代・癒しの時代と言われてきたのも、その裏がえしではあろうと思います。
どうぞ、今日集まりの素晴らしいロータリーの皆さんこそ、この世界を、日本をリードしていく皆さまです。このどうぞ、かたちや物の時代から人や人の心の時代に導き、変わることを率先して実践して頂きたいのです。それがロータリーの使命ではないでしょうか?
僕は今年、新しい目標を作りました。そのキャッチフレーズは『人と人 心と心を結ぶ』
僕が大道芸を選んだのは45才。仕事に疲れきったお父さんが大道芸に出会って、前を見失った若者達が大道芸と出会って、明日の素敵な夢に生きるようになる。そんな素敵な芸人になることを願って、そうして世界を廻っています。
人には素晴らしい長所があります。その長所を生かし、伸ばし、磨きそして社会に生かしていく事の中に本当の幸せがあるのではないでしょうか?どうぞ新しい日本の幸せに、世界の人々のために、このロータリーの皆さんがまず率先していって下さい。素敵な未来を作っていって下さい。素敵な未来を祈って。君を幸せにしたい、君を幸せにしたい。いつまでも、どこまでも、君の幸せにしたい。君を幸せにしたい。ロータリークラブで世界を幸せにしようよ。
ユニークで元気なパフォーマンスでした。

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