ロータリーのビジョンを語ろう

ロータリーのビジョンを語ろう

国際ロータリー2610地区ガバナー 永田 義邦氏(高岡RC会員)

 金沢西ロータリークラブは、50周年を迎えられるだけあり、活発な奉仕活動を行っていると感じます。青少年育成の活動では、インターアクトや奨学生の交換、受け入れなどロータリーのオリジナルなプログラムに対し大変多くの活動をしておられます。米山財団、ロータリー財団にも多額の寄付の実績をお持ちです。
 また新しい目もお持ちだと思います。浦和東ロータリークラブとの新たな友好クラブ締結、山形西ロータリークラブとの交流、台北西ロータリークラブとの国際交流など非常に前向きな意欲に対して敬意を表したいと思います。
 今年度のロータリーテーマは「ロータリーに輝きを」となっています。ゲイリー・ホァンRI会長のお話をサンティエゴでお聴きしました。クラブの活性化、ロータリーデーの開催により公共的なイメージを高める、会員増強では世界で120万人の会員を130万人にする目標に取組んでいくとのことです。
 私のガバナーとしてのテーマは「ふるさとを育み 世界の平和へ」と致しました。
 ロータリーの理念は、超我の奉仕を中心に、目的、本質、中核的価値観、使命となっています。
 戦略計画では、多様性を重んじています。多様な人たちが集まって、寛容な心で、話し合い、親睦を深め、そこから得られるエネルギーを奉仕に使っていこうという考え方です。
 実践をどうするのか。かなり議論されましたが、クラブ奉仕の原点に返るということが結論です。クラブ強化が最重要項目です。
 もう少し柔軟に、革新的に物事を考えていこうということです。ポール・ハリスは、1930年には「常にロータリーは進化しなければならない。ある時には革命的にならなければならない。」と言っています。まさに、その時がいまなのです。
 クラブ強化のためには、会員増強です。増強がなされないと、ロータリー財団や米山財団への寄付も継続が難しくなっていきます。同士を増やしていくことをやっていかないと、発展していかないだろうということです。
 ロータリーは人道的奉仕をすることが重要です。これは地区補助金の活用にも改革がされています。青少年活動にも有効に使っていただきたいと思っています。
 私からお願いしたいのは、このような戦略計画に基づいてクラブ協議会で、3年後、5年後はどうあるべきかという議論を積極的に議論してほしいということです。長期的なビジョンの中で、今年度1年はどうするべきかという継続性のある取組みが重要です。