ガバナー補佐卓話

ガバナー補佐卓話

石川第一分区Bガバナー補佐 若松 明夫氏(金沢みなとRC会員)

 新年度からの変更点について報告します。人頭分担金が年間50ドルに増額されました。今後3年は1ドルずつ増額となります。また、eクラブが国際ロータリーで正式に認められるようになりました。私もメーキャップに利用していますが、なかなか便利です。5大奉仕委員会として新世代奉仕が加わりました。30歳未満の方を対象にした委員会です。また、性別によりクラブが会員身分を制約することはできないということが明確になりました。直前クラブ会長は、クラブ役員、理事会のメンバーと見なされます。また、移籍ロータリアンが入会する場合、前のクラブに債務がある場合は入会できないことにもご注意ください。
地区大会は、新湊ロータリークラブのホストで開催されます。是非大勢の皆さんが参加いただけるようガバナーも申しておりますので、ご協力をお願いします。ガバナーの意向もあり、今年度はIMをやります。来年2月20日に地場産業振興センターにて、白山ロータリークラブのホストで開催します。
職業奉仕の地区の活動についても報告したいと思います。日本のGDPに占める教育投資額は先進28ヶ国中最下位です。中学生、高校生の勤労意欲に対しても、この教育の不足が大きく影響しているようです。ロータリークラブとしてもこの状況を何とかしたいということで活動を行っています。
日本青少年研究所の調査で、子供の人生観を調べた結果があります。日本の子供が将来なりたいものは営業、販売、サービス業となっていて、アメリカでは医者、中国や韓国では経営者や管理職になりたいという割合が多いそうです。クラス委員のなり手がないということも問題です。人の世話をしたくないという考えが多いとのことです。PTA、ロータリーも同様で、他人の世話をしたくないという傾向が見られるように思います。家庭でこのような役目をしたくないということを言っていると、子供たちもそのように育っていきます。ロータリー活動は是非積極的にやっていただきたいと考えています。
助け合いの気持ちが希薄になってきていることも問題です。人助けがおせっかいとなっている状況を見逃してはいけません。人とは何か、なぜ勉強をしなければならないのか、何のために働くのか、そういうことを教えていかなければなりません。
職業奉仕委員会では、中学生の職場体験で子供たちを会社に招きいれ、そこで人生観、勤労観を教えています。これは非常にいい影響を与えていると思うのですが、西クラブからも是非積極的に参加いただきたいと思っています。