やる気のメカニズム

やる気のメカニズム

株式会社アルソア長路 常務取締役 長路 晃佑 氏

 私は、化粧品会社で販売員の方たちと親睦を深め、トレーニング、イベントの企画やサポートをすることで、みんなの心を一つにしていこうということを仕事にしています。
 女性は、感性で仕事をすると男性の2倍、3倍、10倍の能力を発揮します。それが感情の好き嫌いに左右されると能力を発揮できません。
 人が働いていてやる気になるのはどんな時でしょうか。お客様に喜ばれる、自分の仕事を評価されるなどのように、他人から認められたと感じるときに「やる気」が出るという研究結果があります。
 やる気のメカニズムは、目に見えるものではありませんが、人は必ず「やる気」というものを持っています。「やる気」というのは、脳の視床下部から「ノルアドレナリン」が出ている状態をいうそうです。
 「欲望」を感じると「アドレナリン」が分泌されます。「欲望」を生むためには「ドーパミン」が必要です。「ドーパミン」を生むためには、他人から認められる、評価されるなどの「成果・評価」を得ることが重要なポイントです。
 「成果・評価」を得るためには「行動」することが必要です。「行動」するためには「アドレナリン」を出すことが役立ちます。そして、この「アドレナリン」という物質は「欲望」によって生み出されるため、このサイクルをうまく循環させていくことが、「やる気」を出す仕組みです。
 「アドレナリン」を出し続けるためには、軽度の運動をすることも効果的と言われていますので、試してみてください。
 また、「ドーパミン」を出させるために、「認め合う関係づくり」が大事になってきます。誉め言葉のレパートリーを多く持つことが役立ちますので、リストアップしてみることもおすすめです。